エンゼルケアでのメイク技術
先月に当ステーションに青梅ホームケアクリニック土田院長、森山認定看護師を講師にお迎えし、ターミナルケアでとても重要となるエンゼルケアメイク技術の勉強会が行われました。
通常のメイク用品では、時間経過に伴う皮膚状態の変化により色合いが不自然になるため、湿度に強い専用のメイク道具の選定が大切だそうです。
特に黄疸がある場合などは皮膚の色合いが黄色から緑に変容するため、数時間後を視野に入れた上で色味を考慮しなければならないと学びました。
自宅で家族を看取るということは、並大抵の事ではありません。 自宅で最後を迎えたいが家族に迷惑かけたくないという葛藤。
どうにかして自宅で最期まで安らかに過ごすためにサポートしたいという家族の思いに反して、刻一刻と変わりゆく本人の辛そうな状況。その状況に為すすべのない家族の無力感と本当にこれでいいのかという迷いや不安。 そういった すべての状況を繊細に察知して、安心できる言葉かけや寄り添い方を看護師が掲示していくことが ターミナルケアの核となると思います。
より良い最晩年が迎えられますよう、スタッフ一同尽力していきたいと思います。